ISS「きぼう」日本実験棟、「SPHERES-VERTIGO」実験を開始…宇宙ごみ捕獲技術

宇宙 テクノロジー
SPHERES-VERTIGO実験を行う若田宇宙飛行士とリチャード・マストラキオ宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)
  • SPHERES-VERTIGO実験を行う若田宇宙飛行士とリチャード・マストラキオ宇宙飛行士(出典:JAXA/NASA)
  • 国際宇宙ステーション (写真提供:NASA)
  • ISSの日本実験棟「きぼう」。

国際宇宙センター(ISS)に長期滞在中の若田宇宙飛行士は、リチャード・マストラキオ宇宙飛行士とともに、「きぼう」日本実験棟の船内実験室で、「SPHERES-VERTIGO」実験を行った。

SPHERESは、複数のバスケットボールサイズの小型模擬人工衛星を編隊飛行させる実験。今回の実験では、片方のSPHERESにVERTIGO(対象物を点検するため、光学的に相手の位置を推定して追尾)と呼ばれるステレオカメラを備えている。

2機のうちの1機が、ゆっくりと宙返りすると、VERTIGOカメラを備えたもう片方のSPHERES衛星は、その動きを自動的に把握、相対的な位置関係を把握した。

この実験を進めることで、不規則に回転している宇宙ゴミ(スペースデブリ)を捕獲するための技術に役立つと考えられている。

《レスポンス編集部》

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