ビー・エム・ダブリューは1月16日、BMW『F800ST』などの動力伝達装置に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは『F800ST』『F800S』の2車種で、2006年6月2日~2009年2月24日に製造された1587台。
後車軸において、製造公差の組み合わせにより、後輪駆動用インプットシャフトとベアリングの接触部に隙間ができるため、錆が発生して接触部が摩耗するものがある。定期点検を実施せず、長期間使用した場合、摩耗が進行して走行安定性に支障をきたすおそれがある。
全車両、リアホイールの遊び等を点検し、規定範囲を超える場合はインプットシャフトおよびベアリングを良品と交換する。
不具合および事故は発生していない。ドイツ本国からの情報により発見した。