国際宇宙ステーション(ISS)「きぼう」日本実験棟で、日本時間2014年1月14日午後9時24分に、低温冷却系の循環ポンプに電力を供給している電源スイッチが異常を検知したため、自動遮断し、循環ポンプが停止したと発表した。
低温冷却系は、日本実験棟の冷凍・冷蔵庫(MELFI)や空調などの冷却に使用している。
あらかじめ定めていた手順に基づき、2系統ある「きぼう」の冷却系を、正常な中温冷却系のポンプのみで循環させるモードに、地上からの操作で変更し、「きぼう」の冷却系は安定した運用に復帰した。
現在、循環ポンプが停止した原因究明に向けた作業を続けている。クルーの安全や他のシステム機器・実験機器への影響はなく、「きぼう」の運用や実験に支障は出ていないとしている。