ATK ISS補給船シグナス搭載のアンタレスロケット上段にエンジンを提供

宇宙 企業動向
ATK ISS補給船シグナス搭載のアンタレスロケット上段にエンジンを提供
  • ATK ISS補給船シグナス搭載のアンタレスロケット上段にエンジンを提供

ATK社は、日本時間2014年1月10日午前3時7分に打ち上げられ、国際宇宙ステーション(ISS)シグナス補給船を搭載したアンタレスロケットの上段で、ATKの「CASTOR 30B(キャスター 30B)」固体燃料モーターが採用されていると発表した。

キャスター 30Bモーターは、2013年4月のアンタレスロケット試験機、同年9月のシグナス補給船試験打ち上げ、今回のシグナス補給船運用1号Orb-1打ち上げと3回にわたってアンタレスロケット上段に採用された。

キャスター 30Bは、弾道ミサイル用から派生したロケット用「キャスター 120」モーターを改良したロケットの第2段または第3段向けの「キャスター 30」モーターをさらに増強したもの。全長約3.5メートルから、ノズルを伸長して全長4.16メートルと大型になり、推進剤も変更。従来より25パーセント推力を増強しているという。

《秋山 文野》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集