スターアライアンスは、ウィーンで行われた加盟各社CEOで構成される社長会で、アビアンカ航空のメンバーシップにアビアンカブラジルを含めることを決定した。
今回の決定で、現在スターアライアンスメンバーであるTAM航空がLANチリ航空との合併によりスターアライアンスを脱退した後も、スターアライアンスのブラジル市場でのプレゼンスを確立する。
アビアンカブラジルとスターアライアンスは、最初に、アビアンカブラジルのネットワーク拡張に取り組む。これは主要ハブ空港であるサンパウロ(グアルーリョス国際空港)と、リオデジャネイロ(アントニオ・カルロス・ジョビン国際空港)でスムーズな乗り継ぎを可能にするのが目的。
スターアライアンス、アビアンカ航空とアビアンカブラジルは、2014年中にアビアンカブラジルをアライアンスネットワークに組み込むため、今後調整する。
スターアライアンスのマーク・シュワブCEOは「南米最大の経済圏で、航空市場においても南米の最重要国であるブラジルのネットワークにアビアンカブラジルを迎え入れることを大変うれしく思う。アビアンカブラジルはその規模を拡大しており、この決定によりアビアンカブラジルの国際市場での知名度を高め、我々が求めてきたこの市場における乗り継ぎネットワーク確立も可能となる」とコメントしている。
スターアライアンスネットワークは現在、計195カ国の1328空港へ、毎日2万1900便以上の便を運航している。