TNTエクスプレスは、同社の大陸間エクスプレスフレイトサービスを拡大し、新たに欧州以外の10カ国を追加、合計で世界80カ国を対象エリアとすると発表した。
今回の対象エリアの拡大では、特に北米の主要なビジネス地域を含むほか、中東、南米に貨物を輸送する顧客の利便性が向上する。
エクスプレスフレイトサービスは、同日集荷、ドア・ツー・ドア配送、最大500キログラムまでのパレット貨物を1日から3日間で輸送するサービスや、日付・時間指定配送、通関手続き、集荷から配達までのトラッキングを含む、TNTのエクスプレス・サービスに含まれる様々なサービスを提供するもの。
大陸間貨物輸送能力の拡大は、すでに37カ国で提供している欧州地域のエクスプレスフレイトサービスと、国際市場の間のサービスを強化するもの。
サービス拡大によって様々な業種の輸出入業者へサービス向上を図る。特に、これまでサービス化されていない中東向けの緊急の貨物配送サービスを提供する。
また、TNTエクスプレスがここ数年、積極的に取り組んでいる北米市場に関しては、今回のサービス拡大により、ニューヨーク、ワシントンDC、アトランタ、ハートフォード、シカゴ、フィラデルフィア、ポートランド、トロント、モントリオール、オタワのビジネス地域が新たに対象エリアに追加される。
同社でマーケティングとストラテジーを担当するヤン・ウィレム・ブリーングローバル・ディレクターは「世界中のより多くの地域をエクスプレスフレイトサービスの対象とすることで、より広範な配送エリア、輸送時間の短縮、サービスのあらゆる利点など、さらに多くの選択肢を顧客に提供する」とコメントしている。