踏切へ強引に進入して特急列車と衝突、逮捕の男は覚せい剤使用

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11日午前11時30分ごろ、茨城県水戸市内にあるJR常磐線の踏切で、警報機や遮断機が作動した後に踏切内へ進入した乗用車に対し、通過中の特急列車が衝突する事故が起きた。クルマはそのまま逃走。警察は後に45歳の男を覚せい剤使用の容疑で逮捕している。

茨城県警・水戸署によると、現場は水戸市赤塚付近。踏切には警報機と遮断機が設置されている。乗用車は遮断機が作動した後の踏切に遮断棹を折って強引に進入。通過中の上り特急列車(いわき発/上野行き、10両編成)の側面部に衝突した。

クルマはそのまま逃走。警察は現場に脱落していたバンパーに装着されていたナンバーからクルマの使用者を特定。現場から約3km離れた水戸市堀町付近にあるアパートの駐車場で前部が大破したクルマと、挙動不審な行動を取る使用者とみられる男を発見。逃げようとする男の身柄を確保して職務質問したところ、言動がおかしいことから同署に任意同行を求めて尿検査を実施。この結果、覚せい剤の成分が検出されたため、男を覚せい剤取締法違反(使用)の容疑で緊急逮捕した。

逮捕されたのは同市内に在住する45歳の男で、聴取に対しては「黙秘します」として供述を拒んでいるようだ。警察では列車との衝突時にも覚せい剤を使用していた可能性が高いとみて、過失往来危険容疑でも調べを進めている。

《石田真一》

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