ホンダ・マレーシア、タイからの部品輸送をトラックから鉄道に変更

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ホンダの自動車部品を積載したコンテナ貨車
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ホンダのマレーシア法人、ホンダ・マレーシアは12月9日、タイからマレーシアへの自動車部品輸送を、トラックから鉄道に切り替えると発表した。

ホンダ・マレーシアは2016年までに、現地での四輪車の組み立て能力を、現在の年間5万台から10万台へ、倍増させる計画。現在は1日当たり、25-30個の自動車部品積載コンテナを、トラックを使って、タイからマレーシアへ輸送している。

現地生産能力を拡大するには、より多くの自動車部品が必要。ホンダ・マレーシアは、自動車部品輸送を、トラックから鉄道に切り替えることで、1日当たりの自動車部品積載コンテナの輸送量を、将来、120個へ増やす予定。

トラックから鉄道輸送に切り替えるのは、環境に対する配慮でもある。ホンダは2020年までに、全世界でCO2排出量を30%削減する目標を掲げる。ホンダ・マレーシアの試算によると、鉄道利用によって、最大で60%のCO2削減を可能にするという。

ホンダ・マレーシアは現地で、出発式を開催。ホンダ・マレーシアは、「世界のホンダの現地法人で、鉄道輸送に切り替えるのは、ホンダ・マレーシアが初めて」と説明している。

《森脇稔》

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