京阪電気鉄道は12月21日、京津線・石山坂本線(大津線)の錦織車庫(大津市、近江神宮前駅隣接)で「京阪本線特急色」の600形603号編成の撮影会を行う。当日は603号編成の臨時列車も運転される。
撮影会は13時40分から15時まで開催。かつて大津線で運用されていた260形や300形に掲出されていた列車種別・行先表示板を603号編成に取り付ける。参加者が持ち込んだヘッドマークなどを取り付けて撮影することも可能。このほか、大津線車両の車番プレートなど部品の販売も行う。
603号編成による臨時列車は、撮影会の開催前に7本運転される。運行時刻は近江神宮前11時11分発~石山寺11時36分着、石山寺11時39分発~浜大津11時56分着、浜大津11時57分発~四宮12時8分着、四宮12時37分発~浜大津12時49分着、浜大津12時50分発~石山寺13時6分着、石山寺13時9分発~浜大津13時26分着、浜大津13時27分発~近江神宮前13時33分着。
600形は1984年から20両が製造され、現在も石山坂本線の主力車両として運用されている。車体の塗装は緑の濃淡2色だが、603号編成は大津線開業100周年記念企画の一環として、260形や300形がまとっていたマンダリンオレンジとカーマインレッドの2色塗装に変更され、2012年9月から運転を開始している。この塗装はもともと京阪本線の特急用車両で採用されていたものであったことから「京阪本線特急色」と呼ばれている。