フェデラル・エクスプレスは、非営利団体ダイレクト・リリーフとハート・トゥ・ハート・インターナショナルと協力し、台風で壊滅的な被害を受けたフィリピンへ1000万米ドル以上に相当する救援物資と医療用品を輸送したと発表した。
約9万キロ近い量の介護・衛生用品、救急キット、医薬品などの医療用品を積んだ貨物は11月23日にロサンゼルスを出発し、11月25日にマクタン・セブ国際空港に到着した。
フェデックスのアジア太平洋地域のディビッド・L・カニングハムJr.社長は「当社は長年、特にこのような規模の災害が発生した際には、非営利団体と援助を必要とするコミュニティーとをつなぐ役割を果たしてきた。全世界に張り巡らせたネットワークとロジスティクスに関する専門的な知識や技術を生かし、台風被害を受けた人に救援物資を届けることを誇りに思う」とコメント。
フェデックスは、ハート・トゥ・ハート・インターナショナルとは1995年から、ダイレクト・リリーフとは2003年から協力関係を続けている。
今回輸送した医療用品と医薬品に加え、フェデックスは既にウォーター・ミッションズ・インターナショナルの協力を得て、1日約1.9万リットル以上の水をろ過できる水処理システムを2台届けている。