米国の自動車最大手、GMのGMCブランドは11月20日、米国で開催中のロサンゼルスモーターショー13において、新型『ユーコン』と『ユーコンXL』をワールドプレミアした。
新型ユーコンと新型ユーコンXLは、シボレーブランドの新型『タホ』と新型『サバーバン』の兄弟車。フロントマスクには、新型タホ/サバーバンとは異なるGMCらしい表情が与えられているのが識別点。
また、新型はGMCブランドのフルサイズSUVでもある。ユーコンが標準ボディ、ユーコンXLがロングボディ。ボディサイズはユーコンが全長5179×全幅2044×全高1889mm、ホイールベース2946mm。ユーコンXLは、全長5697×全幅2044×全高1889mm、ホイールベース3302mm。ロングボディは、全長5.7m、ホイールベース3.3mという圧巻の大きさだ。
新型は、フルサイズSUVに求められる機能性を追求。2列目シートの足元の空間は、先代比でおよそ50mm広がった。2列目と3列目シートは、簡単な操作で格納でき、荷物スペースを拡大。パワーホールド機能もオプション設定される。
パワートレインは、2013年1月のデトロイトモーターショーで発表されたフルサイズピックアップトラック、新型GMC『シエラ』と共通。「エコテック3」と呼ばれる直噴5.3リットルV型8気筒ガソリンエンジンは、最大出力355ps/5600rpm、最大トルク53kgm/4100rpmを発生。直噴6.2リットルV型8気筒ガソリンエンジンは、最大出力420ps/5600rpm、最大トルク62.2kgm/4100rpmを引き出す。両エンジンともに、低負荷走行時に、一部シリンダーを止める気筒休止システムを採用している。