【エコ整備フェア13】燃料電池自動車を展示「トヨタFCHV-advを実際に使ってみて」

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11月15日・16日に、大阪ATCホールで開催されたエコ整備フェア2013では、大阪府が公用車として使っている燃料電池自動車トヨタ『FCHV-adv』が展示された。

展示されたトヨタFCHV-advは、大阪府がリース契約で所有し、大阪府内で数少ない公道をを走る燃料電池自動車である。公用車として使用するかたわら、燃料電池自動車の普及・啓発活動のために府内の小学校で実施される環境教育プログラムに参加したり、今回のような展示会に出展している。

大阪府庁・新エネルギー産業課の竹中説明員によると、燃料電池自動車を展示すると、小学生に燃料電池自動車の仕組みを理解してもらうのは難しいが、一般の大人の方には説明すれば、ほぼ理解してもらえるようだ、とのこと。環境面のメリットについては、小学生でも大人でも概ね理解してもらえるそうだ。

気になる水素燃料の供給については、大阪府内に商用の水素ステーションがないため、大阪市内にある工場の実証試験用水素ガス供給設備を利用して、給油ならぬ水素補給を受けているそうだ。給油口を開けていただくと、水素ガスの注入口が見える。

水素タンクはリアの床下にあり、車内の広さはガソリン車と変わらない印象を受けた。右後輪の内側には、燃料電池スタックから排出される水の排出口が設けられている。この排出口から出る水の凍結対策が燃料電池自動車の課題のひとつだ。

公用車として運行した感想では、多人数が乗車しても、重さを感じることなく軽快に走れる、とのことだ。

《山内 博》

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