ボーイング、中東市場における5500億ドルの新規需要を予測

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ボーイングは11月14日、中東の航空会社が次の20年間に2610機の新たな航空機を必要すると予測し、その取引金額が5500億ドルに達すると発表した。

ボーイングのカレント・マーケット・アウトルック(CMO)によると、地域の航空会社の世界的なネットワークの優先権や連携、パートナーシップなどを反映し、『ボーイング777』や『787ドリームライナー』といった長距離飛行及びツイン・アイルの航空機が、中東の注文の軸になると見ている。

「中東における国際的交通の成長は、世界の他の国々を上回り続けるだろう。湾岸地域は1度のストップによる接続性を欧州やアフリカ、アジアやオーストラリアにもたらすという、ユニークな地理的ポジションから恩恵を受けている」とボーイング商用航空機の市場調査の副社長であるランディ・ティンセス氏は語った。

ボーイングの予測によればツイン・アイル航空機は、これから20年間に納入される地域の新しい航空機の半分以上を占め、世界的な標準である24%を大きく超えている。『ボーイング737』といったシングル・アイルの航空機は2032年までの地域の納入の47%を占め、『ボーイング747』といった大型航空機は10%の要求があると予測している。

《河村兵衛》

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