【ハイウェイテクノ13】冬道をより安全に走るための道路情報システムを開発

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ネクスコ・メンテナンス新潟の「あられ検知器」の作動モデル
  • ネクスコ・メンテナンス新潟の「あられ検知器」の作動モデル
  • センサーにあられやひょうが当たると、道路上の表示板に「あられ注意」の文字が光る
  • ネクスコ・エンジニアリング北海道の道路画像配信システム「キャプチャーライン」のシステム図
テレマティクスの普及もあって渋滞情報や工事情報などはキメ細かい情報提供が実現しているが、路面状況の変化にはよりスピーディな対応が求められる場合もある。

最近は外気温計が装備されているクルマが多く、路面凍結を警告してくれる機能もあるのでそれを利用して用心することはできる。しかし雹(ひょう)や霰(あられ)などは予見が難しい上に、路面上に氷の粒がばらまかれる状況となるので、タイヤのグリップが一気に失われてコントロールを失ってしまう危険性が高い。こうなってしまっては、どんなドライバーもお手上げだ。

そんな状況を改善してくれる路面監視システムがハイウェイテクノフェアにあった。ネクスコ・メンテナンス新潟が開発した「あられ検知器」である。仕組みとしては比較的シンプルなもので、円錐型の本体に硬い、ひょうやあられがぶつかると、その振動をセンサーが検知して、「あられ注意」の表示板が点灯して、ドライバーに知らせるというもの。トンネルの先であられが降っている場合、トンネル入口でそれが分かっていれば減速して通過することもできるから安全性はかなり高まる。

この「あられ検知器」すでに日本海側の高速道路上の十数ヶ所に設置されているという。ひょうやあられは幅広い地域で降る可能性があるだけに、ほとんどの高速道路に装備を望みたいものだ。


ネクスコ・エンジニアリング北海道のブースでは、さらに厳しい気象環境への対策がいくつも展示されていた。中でも道路巡回車だけでなく地域の高速バス会社に協力してもらって、WEBカメラを搭載することにより、道路画像をリアルタイムで集める道路画像配信システム「キャプチャーライン」に目新しさを感じた。これにより詳細な情報を集めることで、より正確で迅速な道路情報の提供や交通規制を実現できるのだ。

「冬道を少しでも安全にしたい」。開発者たちのそんな情熱が感じられる二つの技術であった。
《高根英幸》

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