米国の自動車大手、クライスラーグループは11月7日、「ペンタスター」と呼ばれる3.6リットルV型6気筒ガソリンエンジンの累計生産台数が、300万基に到達したと発表した。
300万基目の3.6リットルV6ペンタスターは、クライスラーグループのミシガン州トレントンエンジン工場でラインオフ。同エンジンは2011年モデルから搭載を開始。累計300万基は、生産開始からおよそ3年で達成した記録となる。
現在、3.6リットルV6ペンタスターは、ジープ『グランドチェロキー』など、クライスラーグループの17車種に用意。排気量を縮小した3.2リットル版は、新型ジープ『チェロキー』に搭載される。
また、同エンジンは、各方面から高い評価を獲得。例えば、ワーズの「10ベストエンジン」を3年連続で受賞。22のクラスで、燃費や牽引力のクラス基準を打ち立てている。
クライスラーグループのボブ・リー副社長は、「3.6リットルV6ペンタスターは、多くの顧客に高い信頼性と運転する喜びを提供してきた。これは我々の優れたエンジニアリング力の表れ」と語っている。