商船三井は、フィリピン中部を襲った台風30号(ハイエン)での被災者を支援するため、義援金3万ドルを寄付すると発表した。
同社グループの船員配乗会社を通じて、被害の大きかったレイテ島を中心に寄付を実施するとともに、その他の支援活動についても今後の状況を見ながら検討する。
商船三井は、フィリピンで船員を多数採用するとともに、同社が設立した教育訓練機関で船員への教育を実施するなど、同国とは深い関係を築いている。
同国で大きな被害をもたらした2008年6月の「フンシェン」(台風6号)、2009年9月の「ケッツァーナ」(台風16号)、2011年12月の「ワシ」(台風21号)の際にも、寄付に加え、緊急支援物資の海上輸送を実施したほか、同社乗組員や現地グループ会社役職員によるボランティア活動も実施した。