JR東日本、新潟県内駅のリニューアルを引き続き実施…新発田駅は「城下町の風情」

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新発田駅のリニューアル完成イメージ。「城下町の風情ある駅舎」にリニューアルする。
  • 新発田駅のリニューアル完成イメージ。「城下町の風情ある駅舎」にリニューアルする。
  • リニューアル工事が完成した弥彦駅。外観に大きな変化はないが、塗装の塗り替えなどが行われている。

JR東日本新潟支社は10月30日、新潟県で実施されるJRの大型観光キャンペーン「新潟デスティネーションキャンペーン(新潟DC)」(2014年4月1日~6月30日)にあわせ、駅のリニューアルを進めると発表した。

同支社の発表によると、本年度中にリニューアルを実施するのは、弥彦線の弥彦駅(新潟県弥彦村)と信越本線・越後線の柏崎駅(柏崎市)、羽越本線・白新線の新発田駅(新発田市)、飯山線の十日町駅(十日町市)、磐越西線の咲花駅(五泉市)、羽越本線の鶴岡駅(山形県鶴岡市)。このうち柏崎駅のリニューアル工事は10月4日に完成しており、翌5日に完成セレモニーが実施された。

弥彦駅は9月11日にリニューアルが完成。セレモニーは11月3日の10時30分頃から10時50分頃まで実施する。同駅は1916年、越後鉄道の駅として開業。駅舎は弥彦神社の本殿に似せた入母屋造りを採用している。今回のリニューアルは「歴史ある朱色の駅舎復活」と題し、外装の塗り替え、ホーム上屋の改修と金属瓦のふき替え、ホーム側駅名標の新設、改札口建具の改良を実施。同駅の「長い歴史を証明する」サクラ型の銘板も駅舎の入口付近に設置した。

新発田駅は1912年に開業。現在の駅舎は1972年に完成している。今回のリニューアルは「城下町の風情ある駅舎」をテーマとし、外装に和風化粧瓦や格子状の2階窓を採用するほか、腰壁も石積み風に塗装。コンコース内の床も石畳風の塗装を施す。工事は11月下旬の完成を予定しており、セレモニーは11月21日の15時頃から15時30分頃まで実施する。

残る十日町、咲花、鶴岡各駅のリニューアル工事は2014年2月の完成を予定している。

《草町義和》

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