日産、通期連結営業利益を4900億円に下方修正

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日産 リーフ の2013年モデル
  • 日産 リーフ の2013年モデル
  • 日産自動車 カルロス・ゴーン社長(参考画像)
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日産自動車は11月1日に2014年3月期の連結業績を大幅に下方修正して発表した。ロシアやインドなど新興諸国の販売が振るわないのに加え、北米でのリコール費用の増加など複合的な要因による。

世界販売は期初時点より10万台少ない520万台(前期比6%増)に見直した。これに伴い、営業利益は1200億円減額の4900円(12%増)に、純利益は650億円少ない3550億円(4%増)に修正した。いずれも増益を確保する見込みだが、円高是正などの追い風は限定的だ。為替は1ドル97.9円を前提にした。配当は期初に示した年30円を変えていない。

会見したカルロス・ゴーン社長は「上期の業績を受け、不備や未達の分野を洗い出し、これらの問題解決に迅速に取り組んでいる」と述べた。また、世界シェア8%などを目指す2016年度までの中期経営計画については「達成の自信に揺らぎはない」と強調した。

《池原照雄》

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