福岡県を中心とした九州各機関が実施している「九州観光プロモーション」において、派遣団が10月22日にKLMオランダ航空本社を歴訪した際、福岡県知事が「福岡~アムステルダム路線の増便」を提案し、KLM側はこれを快諾、来夏ダイヤを週4便に増便すると回答した。
福岡県では、本年4月に初の欧州~福岡間直行便が就航したことにより、観光盛んな欧州からの観光客誘致を促進する環境が整ってきたことを鑑み、欧州各地からの観光誘致を目的として、九州運輸局、九州観光推進機構、九州各県、及び福岡県議会からなる派遣団を結成し、10月21日~26日までの日程で、欧州の3都市(ロンドン、パリ、アムステルダム)で「九州観光プロモーション」を実施している。
知事は、今回の九州観光プロモーションがヨーロッパで開催できるのは、福岡-アムステルダム路線就航のおかげであることを述べるとともに、「就航開始から好調である福岡-アムステルダム路線の増便を検討していただきたい。福岡空港を現代の出島にしようじゃありませんか」と提案した。
これに対し、ピーター・エルバースCOO(代表取締役兼最高執行責任者)は、「早速、福岡-アムステルダム路線の来年夏ダイヤを週4往復に増便する」と答えた。
COOの回答に、知事は、「今回の観光プロモーションを通じて、多くの方に九州・福岡を知っていただき、九州・日本とオランダ・ヨーロッパとの間で、観光はもとより、ビジネスなど幅広い分野で人々が双方で行き通うこととなるよう、一層力を尽くしたい」と述べた。