フランスの自動車大手、PSA プジョーシトロエンは10月23日、2013年第3四半期(7-9月)の決算を公表した。
同社の発表によると、グループ全体の売上高は、121億ユーロ(約1兆6225億円)。前年同期比は3.7%のマイナスだった。このうち、本業の自動車事業の売上高は、80億3000万ユーロ(約1兆0770億円)。前年実績に対して、5.8%のマイナス。
減収となった要因は、欧州の信用不安による新車販売の落ち込みや、シトロエン『C3』の生産中断、為替相場の影響など。
2013年第3四半期の世界新車販売は、前年同期比2.4%減の61万0400台。2013年1-9月では、2.4%減の207万0500台を売り上げた。このうち、中国は28.5%増の40万3000台と好調。
PSAプジョーシトロエンは今後も、経営再建計画を推進すると同時に、欧州以外での販売比率を高めていく方針。同社は、「2013年9月末時点で、欧州以外の販売比率は42%。前年は36%だった」と説明している。