国立天文台は、すばる望遠鏡がアイソン彗星(C/2012 S1)の姿を捉えたと発表した。アイソン彗星は、今年11月末に太陽に最接近し、肉眼ではっきり見えるほど明るくなると見られている。今回、東北大学の研究者を中心とする研究チームが、「中間赤外線」という波長でアイソン彗星を観測し、撮影に成功した。すでに世界各地でアイソン彗星の画像が撮影されているが、この波長でアイソン彗星の姿をはっきりと捉え、画像を公開したのは、すばる望遠鏡が世界で初めて。