ボーイングは10月22日、NASAのケネディー宇宙センターにある加工施設で、乗組員宇宙輸送機関(CST)‐100宇宙船を製造する目的で使用するための最終認可を得たことを発表した。
このコマーシャル・クルー・アンド・カーゴ・プロセッシング・ファシリティ(C3PF)と改名された施設は、元オービター・プロセッシング・ファシリティ‐3として知られるスペースシャトルのハンガーで、スペース・フロリダによってCST-100カプセルを製造する為に必要な近代化が行われている。
スペース・フロリダは航空宇宙開発の為の、州の独立エージェンシーである。C3PFの改装の第1段階は2月に完了し、環境的及び電子システムのテクノロジーのアップグレードやフロアーの改修を含む第2段階は9月から開始されている。ボーイングは2014年の春に、C3PFに移動することを予測している。
ボーイングの商用クループログラムは、ヒューストンとカリフォルニア州ハンティントン・ビーチ、そしてフロリダでの仕事によって、2016年に打ち上げテストが行われる予定で進められている。
ボーイングのCST-100宇宙船は宇宙飛行士を、国際宇宙ステーションやビゲロウ・エアロスペースによって開発中の拡張性宇宙生息圏といった、周回低軌道上のロケーションに運ぶこととなる。CST-100は最大6人の乗組員、または乗組員と貨物の組み合わせを収容できるようにデザインされている。