10月22日、インド宇宙機関 ISROは2013年11月21日に予定されていたインド初の火星周回探査機の打ち上げを2週間以上前倒し、11月5日に打ち上げると発表した。
『Mangalyan(マンガルヤーン)』の愛称を持つインド初の火星周回探査機は、11月21日にPSLV-C25(XL形態)ロケットでインド南部のサティシュ・ダワン宇宙センターから打ち上げが予定されていたが、11月5日に早められた。予定時刻は、14:36(日本時間11月5日18:06分)となる。
Mangalyanは火星の軌道を周回し、火星表面の地形や鉱物学、大気などを探査する予定だ。カメラ、メタンセンサー、赤外線分光器など5つの観測機器を搭載している。火星には300日かけて到達する予定で、2014年9月初頭になる。打ち上げ予定が早まったことで、同月に予定されていたNASAの火星周回探査機『MAVEN(メイヴン)』よりも早く打ち上げられることになる。MAVEN火星の上層大気と、多くの大気が失われたメカニズムを探査する予定で、2014年9月ごろ火星に到着する。