ボンバルディアは10月18日、特別に開発された光学的3Dセンサー・システムによって、路面の障害物などを検知し危険の可能性を評価する、革新的なドライバー補助システムの開発で、路面電車の安全性をさらに向上させることを発表した。
このシステムは、現在ドイツのVerkehrsgesells Frankfurt(フランクフルト輸送会社)によって運行されている、路面電車上でのテストを実施している。
この新しいシステムは、ボンバルディアとオーストリアのウィーンに所在するオーストリアン・インスティテュート・オブ・テクノロジー(AIT)の協力によって開発され、3Dステレオビジョン・システムは2014年の終盤より、ボンバルディアの全ての範囲の路面電車と軽量鉄道車両に提供される。
「このシステムの開発は、歩行者や自転車の保護を強化するものだ」とボンバルディア・トランスポーテーションのウィーン支部、現場乗務取締役であるブルーノ・キットナー氏は語った。
現在行われているテストでは想定通りの成果を見せており、路面電車は車両の前方、60メートル以上の距離にある路面状態を正確にモニターし、危険の可能性を自動的に指摘すると共に、対象物の識別が実現している。