富士精工が発表した2013年8月中間期の連結決算は営業利益が前年同期比53.3%減の2億7400万円と大幅減益となった。
売上高は同1.0%増の86億1100万円と増収だった。日本の自動車向け工具需要は、国内向け設備投資に慎重で低調だったものの、アジアや北米・中米での自動車向け工具が好調で増収となった。
収益は売上げ原価の増加などの影響から、経常利益は同25.0%減の5億3000万円と減益だった。当期純利益は同25.8%減の3億4400万円となった。
通期業績見通しは最近の受注環境を踏まえて修正した。売上高は前回予想より12億6000万円マイナスの181億4000万円、営業利益が4000万円マイナスの8億3000万円に下方修正した。
経常利益は外貨建資産の為替評価差益の計上で、前回予想より8000万円増の11億8000万円、当期純利益が4000万円増の9億1000万円となる見通し。