米国最大の化学製造メーカーのイーストマン・ケミカルは8日、アジア太平洋地域の成長計画を発表。パハン州クアンタンに工場2カ所を建設すると明らかにした。
工場を2軒増設することで、イーストマン・ケミカルにとりクアンタンはアジアで最大の生産拠点となる。工場の建設は来年にも開始する見込みだ。工場では加硫ゴムやポリビニル・ブチラール樹脂などが生産される。
イーストマン・ケミカルは、マレーシアの天然ガスの価格が安いことから生産拡大を決定した。中国においては南京で水素化ロジンの製造工場を建設する。
同社は世界で42カ所の工場を持っており、うち13カ所がアジア太平洋地域にある。昨年、ソルーシアを34億米ドル(108億リンギ)で買収しており、日本や中国マレーシアでの製造拠点の拡大につながった。