フェラーリ・ジャパンは『458スペチアーレ』を日本初公開した。価格は3290万円。
「エンジニアが焦点をあてたのは4点。エンジン、エアロダイナミクス、ビークルダイナミクス、デザイン」だとはフェラーリ・ジャパンプレジデント&CEOのハーバート・アプルロス氏の弁。
エアロダイナミクスに関してキーとなるのは、モバイルエアロダイナミックのフラップだという。これはフロントとリアに装備され、フラップが開閉、あるいは上下することにより、「効率やダウンフォースの最大化が可能となる」という。
具体的には、「170km/hを超えるとフロントの縦方向のフラップが開き、220km/hでその下側にある上下方向に動くフラップが開く」と話すのはフェラーリ・ジャパンコミュニケーションマネージャーの片岡真紀さん。これらにより、エンジンへの冷却やCD値の引き下げ、ダウンフォースの強化が図られる。
さらに、リアのフラップはマフラーの下に装備され、ダウンフォースが必要な場合は上がり、そうでない場合は下がる仕組みだ。この結果、ダウンフォースは0.53、CD値は0.35となった。