欧州の自動車最大手、フォルクスワーゲングループは10月8日、2013年1-9月のフォルクスワーゲンブランド(乗用車)の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は約436万台。前年同期比は3.6%増と、引き続きプラスを保った。
市場別販売は、最大市場の中国(香港を除く)が前年同期比18.2%増の約179万台。中国を含めたアジア太平洋地域では、16.5%増の195万台以上を売り上げる。
また北米は、前年同期比2.1%増の46万6000台。このうち米国は、2.6%減の31万4800台にとどまる。9月単月実績は3万1920台。前年同月比は12.2%減と、6か月連続で前年実績を割り込む。
信用不安が続く欧州は、前年同期比5.7%減の約123万台。地元ドイツも8.2%減の41万0300台と、前年実績を下回った。これまで好調だったロシアも、前年同期比4.7%減の11万7200台にとどまる。
フォルクスワーゲンブランド(乗用車)の9月単月の世界新車販売は52万6300台以上で、前年同月比は6.8%増と3か月ぶりの前年実績超え。同社のクリスティアン・クリングラー営業担当取締役は、「フォルクスワーゲン乗用車ブランドは、困難な状況にも関わらず、世界市場で伸びている。とくに中国の成長が続いている」と述べている。