ヤマハ発動機は、産業用無人ヘリコプターのニューモデル「フェーザー」を11月初旬から発売する。
フェーザーは、安定した積載重量の確保、汎用性の高い次世代機体プラットフォームへの進化、今後の環境規制への対応を主眼に開発。日本の成長戦略の一つである「攻めの農業」に貢献できる製品を目指した。また、海外での農業利用、測量・観測業務にも対応できる能力と利便性を兼ね備えている。
新型フェーザーは、最高出力19.1kWを発揮する、新開発の4ストロークエンジンを搭載。軽量化を徹底したプラットフォームの採用と併せて、積載能力を16kgから24kgに50%向上させた。
また、新設計の送信機や新制御システムの採用による操作性向上、FI(燃料噴射装置)を採用した4ストロークエンジンによりクリーンな排気と優れた静粛性などを実現している。
価格は1231万6500円。