交通トラブルの相手が乗る自転車へ故意に追突、タクシー運転手逮捕

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26日午前0時30分ごろ、大阪府大阪市中央区内の国道308号を走行していたタクシーが、交通トラブルで口論となった33歳の男性が乗る自転車へ故意に追突する事故が起きた。男性は負傷し、警察はタクシーを運転手の男を殺人未遂容疑で逮捕している。

大阪府警・南署によると、殺人未遂容疑で逮捕された八尾市内に在住する38歳の男は、大阪市中央区南船場付近の国道308号を走行していた際、タクシーを自転車で追い抜いた33歳の男性を死傷させる目的で、車両を故意に追突させた疑いがもたれている。

事故の直前、客を乗せようと路肩に寄ったタクシーと、路肩を後方から走行してきた自転車が接触しそうになり、双方が口論となった。タクシーと自転車は口論を続けながら約200mに渡って走行。自転車の男性は車体を蹴って走り去ろうとしたが、これに男が激怒。後方から自転車をはねたという。

男は「自転車にぶつかった」と、自ら警察に通報。しかし、口論等の経緯が明らかになったことから、殺人未遂容疑での逮捕になった。自転車の男性は転倒した際に顔面などを打撲する軽傷を負った。

聴取に対して男は「車体を蹴られて頭に血が上った。次の瞬間にはアクセルを踏み込んで自転車に向かっていた」などと供述しており、警察では自転車の男性からも事情を聞き、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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