警察庁は9月26日、トラックの運転免許制度を見直すための有識者検討会を設置し、初会合を開いた。
集配などに利用される積載量2tのトラックが、保冷設備などの架装により車両総重量が5tを超えるケースが増え、その場合の運転には中型免許が必要になる。ただ、中型免許は20歳以上でなければ取得できないため、高卒者が2t車に乗務できず、就職に影響を及ぼしている、との指摘がされている。
このため警察庁では、より安全で、かつ自動車の実態に即した運転免許制度の在り方を検討することにした。
会議では、現行免許制度や事故の情勢、トラック業界や全国高等学校長協会の要望内容などが説明され、自由討議が行われた。
年内に関係団体からのヒアリングを行い、来春を目途にとりまとめを行う。