オバマ大統領、マレーシア訪問中のTPP署名はない マレーシア通産相

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マレーシアのムスタパ・モハメド通産相は、10月に予定されている米国のバラク・オバマ大統領のマレーシア訪問と環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)は直接関係がないと述べ、オバマ大統領の訪問中に署名することはないと言明した。ザ・スターなどが報じた。

下院議会の質疑に応じたムスタパ氏は、9月21日に終了した米国ワシントンでの直近の交渉ラウンドではあまり多くの進展がなく、TPP交渉にはまだ未解決の問題が山積していると指摘。TPPへの合意は強要されるものではなく、マレーシア政府が自主的に判断するものであると強調した。

その上で、マレーシア政府が中小企業やブミプトラ(マレー人および先住民族の総称)の権益を犠牲にすることはなく、一部で囁かれているようにオバマ大統領の訪馬の際に署名することはあり得ないと強調。訪馬とTPP交渉が関係ないとすれば、オバマ大統領の訪問にあわせてTPP反対のデモを行なう理由もないと指摘し、オバマ大統領訪馬の際に懸念されるデモの動きを牽制した。
伊藤 祐介

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