米ノースロップ・グラマン(Northrop Grumman)社とネクソルブ(NeXolve)社は、米航空宇宙局(NASA)のジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の遮光板鋳型製作を完了した。
遠く離れた天体からの赤外線を観測するウェッブ望遠鏡は、機体をマイナス190度に保たねばならず、五重構造の遮光板が必要となる。板を覆う薄膜は極低温領域にも耐えられるカプトン素材からなる。
ノースロップ社とネクソルブ社は、実際に宇宙で使用する遮光板製作をまもなく始める予定。鋳型と実際に使用する板の設計・製作プロセスは同一。ノースロップ社は遮光板、ネクソルブ社は薄膜の製作を担当する。