米空軍、3台目の改良型EHF通信衛星の打ち上げ準備を完了

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先進EHF軍用通信衛星を打ち上げるアトラスVロケット
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ロッキード・マーチンは9月16日、同社が製造した米空軍の改良型(アドバンスト)EHF(AEHF)軍用通信衛星が、ユナイテッド・ローンチ・アライアンスの『アトラスV』ロケットによって、ケープカナベラル空軍ステーションから打ち上げられる準備が整ったことを発表した。

AEHFシステムは信頼性と高度な安全性を持つ改良された保護通信を、地上や海上、空中をベースとする戦略コマンドと戦術的な兵士達に対して提供する。

このシステムはカナダやオランダ、イギリスといった国際的なパートナーにも通信サービスを提供。カナダはAEHFのテストの間に最初に複数のターミナルによって接続を行った国で、ロッキード・マーチンは先週、オランダが現在同じシステムを使用し始めたことを公表した。

1台のEHF通信衛星は従来の5台のミルスター通信衛星よりも、さらに大きなキャパシティーを提供する。個々のユーザーデータの転送レートは5倍にまで増加し、リアルタイム映像や戦場の地図、目標データといった戦術的軍用通信の転送を可能とする。

ロッキード・マーチンは6台の改良型EHF通信衛星を納入する契約を持ち、AEHF-1とAEHF-2は現在、周回軌道上にあり、AEHF-4からAEHF-6までは予定通りにプログラムが進んでいる。
《河村兵衛》

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