太田昭宏国土交通相は9月17日の閣議後会見で、JR北海道の特急運転士がATSのスイッチを故意に壊す不祥事を起こしたことについて「利用者の信頼回復が強く求められているなかでこのような事案が発生したことは極めて遺憾」と述べ、今後指導していく考えを示した。
事案は、特急「北斗星」の運転士が7日、ATSを誤作動させ、そのミスの発覚を恐れてスイッチを壊したというもの。
太田国交相は「JR北海道については、この7月からずっと安全確保の取り組みについて注視し、指導もしてきた。JR東日本との技術的連携も要請し、前進してきていると思うが、今回の事案は誠に遺憾なことであり、利用者の信頼回復が得られるよう、重ねて指導していきたい」などと述べた。