ひき逃げで逮捕の男、現場を通行していないと容疑否認

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12日午後7時55分ごろ、大阪府東大阪市内の府道で、自転車で横断歩道を渡っていた13歳の男子中学生に対し、交差進行してきた乗用車が衝突する事故が起きた。中学生は死亡したが、クルマは逃走。警察は後に56歳の男を逮捕している。

大阪府警・河内署によると、現場は東大阪市若江西新町1丁目付近で片側2車線の直線区間。交差点には横断歩道と信号機が設置されている。13歳の男子中学生は自転車で横断歩道を渡っていたところ、交差進行してきた乗用車にはねられた。

路上で頭から血を流して倒れている中学生を通行人が発見して通報。中学生は近くの病院へ収容されたが、頭部強打などが原因でまもなく死亡した。

クルマはそのまま逃走したため、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始。現場近くでフロントガラスの破損した乗用車を発見し、現場で採取した破片との照合したことから、このクルマを運転していた同市内に在住する56歳の男を自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

聴取に対して男は「フロントガラスは前走していたトラックから落ちた石で割れた。現場と言われる場所も通行していない」などと供述。容疑への関与を否認している。警察では男を厳しく追及するとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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