JR西日本もタブレット導入…京阪神地区の運行情報案内を強化

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駅員が使用するタブレット端末の画面イメージ。列車の走行位置などが確認できるようにする。
  • 駅員が使用するタブレット端末の画面イメージ。列車の走行位置などが確認できるようにする。
  • タブレット端末の画面に運行情報などを表示し、利用者への案内に活用する。

JR西日本はこのほど、列車運行情報の提供サービスを拡充すると発表した。運行情報などを表示できるタブレット端末を導入し、駅員による案内サービスを強化する。

同社はシャープ製のタブレット端末「AQUOS PAD」を京阪神地区の主要駅に約220台配備し、10月1日から使用を開始する。画面には主要路線における列車の走行位置や遅れを表示し、駅員がこれを操作して利用者に列車の遅れ時間などを案内する。

また、同社ホームページで提供している列車運行情報について、10月1日から京阪神地区の提供時間を現在の4~24時から4~26時(翌日2時)に拡大する。これにより早朝と深夜の情報提供を充実させる。

タブレット端末を活用した案内サービスは、西日本鉄道(西鉄)が9月から西鉄福岡(天神)駅などで実施している。JR東日本は7月から9月にかけて東京駅にタブレット端末コーナーを設置し、旅行情報や運行情報などを提供するサービスを試行。また、全ての運転士と車掌が米アップル社の「iPad mini」を携行する計画を立てており、業務情報の伝送の迅速化や案内サービスの向上を目指している。

《草町義和》

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