JR四国、3区間開業100周年記念のロゴは「百太郎」…記念イベントも実施

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予讃線、徳島線、予土線の開業100周年を記念して制定された統一シンボルマーク。10月12日からは予讃線多度津~観音寺間開業100周年記念のイベントが2014年2月まで実施される。
  • 予讃線、徳島線、予土線の開業100周年を記念して制定された統一シンボルマーク。10月12日からは予讃線多度津~観音寺間開業100周年記念のイベントが2014年2月まで実施される。

JR四国は9月13日、予讃線と徳島線、予土線の開通100周年を記念したシンボルマークを制定したと発表した。100周年記念イベントも実施する。

現在の四国のJR線は1889年5月23日、丸亀~多度津(旧駅)~琴平間が開業したのが始まり。その後順次路線を伸ばし、1913年12月20日には多度津駅を現在地に移転するとともに、多度津~観音寺間が開業した。また、翌1914年3月25日には徳島駅と阿波池田駅を結ぶ徳島線が全通。同年10月18日には予土線宇和島~近永間も開業した。これらの区間が相次いで開業100周年を迎えることから、JR四国は3区間共通の記念マークを制定することにした。

シンボルマークはアラビア数字の「100」をベースに、「0」は男女のキャラクターの顔を描いた。このうち女の子は「百(もも)ちゃん」、男の子は「太郎ちゃん」という名前が付けられており、二人合わせて「百太郎(ももたろう)」と読めるようにしている。統一マークの下には列車をイメージしたデザインを配し、各路線ごとに路線名と開業区間、開業日を示す文字を入れた。

また、シンボルマークの制定に合わせて100周年のキャッチコピー「これまでも、これからも 地域とともに。JR四国」も定めた。

これに伴い100周年記念イベントも行う。12月20日に100周年を迎える予讃線多度津~観音寺間の記念イベントは、10月12日から2014年2月28日まで実施。10月12日は、旧・多度津駅構内にある多度津工場(香川県多度津町)で毎秋開催されている一般公開イベント「『鉄道の日』ふれあいまつり」との共催イベントとして、「多度津工場きしゃぽっぽまつり」を9時30分から15時まで開催する。

「ふれあいまつり」では会場でのアクセス輸送用として多度津駅と多度津工場を結ぶシャトル列車が運転されているが、今回は100周年記念ヘッドマークを取り付けて運転する。

このほか、イベント期間中は予讃線高松~観音寺間と土讃線多度津~琴平間の一部の普通列車に記念ヘッドマークを取り付ける。多度津~観音寺間の主な駅では記念フラッグと看板による飾り付けを行い、多度津駅と観音寺駅で記念パネル展を行う。記念入場券や記念ツアーの発売、出発式などの記念イベント、四国キヨスクや高松駅弁による記念商品の販売なども行われる予定。

《草町義和》

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