日立造船、イギリスでごみ焼却発電プラントの建設工事を受注

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日立造船は、イギリスの発電設備付都市ごみ焼却プラントの建設工事を受注したと発表した。

スイス子会社ヒタチ・ゾウセン・イノーバ(HZI)がロンドンから北西50kmに位置する場所に、発電設備付都市ごみ焼却プラントを建設する。HZIのイギリスでの受注はこれで6件目。

HZIが土建工事を含む発電設備付都市ごみ焼却プラント建設工事をフルターンキーで請負ったもので、2万2000kWの発電量を備え、約3万6000世帯への電力供給が可能な施設となる。プラント建設は地元の雇用創出効果もあり、年間230万ポンドの経済効果を見込んでいる。

EUでは、都市ごみを焼却処理ではなく、埋立て処理している国が多いが、EUで1999年に採択された「埋立てに関する指令」により都市ごみの埋立て処理に関する規制が強化されていることから、イギリスやポーランドなど、埋立て処理比率の高い国では都市ごみ焼却プラントの需要が高まっている。海外では発電設備付都市ごみ焼却プラントは、ごみ処理施設としてだけではなく発電所としても期待されている。

日立造船は、HZIの実績を含め、中国を始めとする東アジアや欧州、北米、中東などに都市ごみ焼却プラントを400件以上納入している。

《レスポンス編集部》

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