9月7日にリッチモンド・インターナショナル・レースウェイで行われるNASCARレギュラーシーズンの最終戦、フェデレーテッド・オート・パーツ400で、デール・アーンハート・Jrはポストシーズンへの進出を賭けてレースに挑むことになる。
一年前のリッチモンドでは、アーンハート・Jrはすでにポストシーズンへのスポットを確保していたが、今年は最後の1レースを残した段階で、まだ確定されてはいない。
ポイントスタンディングで7位に位置する彼は、キャリア10度目のポストシーズン進出を、このレースで他のドライバー達がどのような結果を出そうが、32位以上になることができれば決定され、さらに33位でも1ラップをリードするか、34位で最も多いラップをリードしてボーナスポイントを得ることで決定できる。
32位を確保するのは彼にとって楽そうに見えるが、半ダースほどのドライバー達は彼と同じようにこのレースでポイントを得ることで、ポストシーズン進出への最後のチャンスを見出すことになるので、コース上での争いはいっそう激しくなり、事故でリタイヤを余儀なくされれば、彼のシーズンはその時点で終わってしまう。
「車のバランスに集中しなければならない。レースに集中するのに快適なポジションにいるのは確かだ。僕達は車にスピードがあることは知っているが、今季の全てのレースをフィニッシュしていない。僕が犯したミスやクラッシュ、エンジンの破損といった事で、昨年のような安定したフィニッシュができなかった」とアーンハート・Jrは語った。
おそらく長いレースキャリアを持つ38才の彼にとっても、これほど慎重なレースを要求されることは数少ないだろう。