単独転倒ではなくひき逃げ、トラック運転手を逮捕

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8月27日に愛媛県今治市内の県道で発生した死亡ひき逃げ事件について、愛媛県警は8月30日、香川県丸亀市内に在住する42歳の男をひき逃げ容疑で逮捕した。男は何かに衝突したことは認めたものの、ひき逃げについては否認しているようだ。

愛媛県警・今治署によると、問題の事故は2013年8月27日の午前4時50分ごろ発生している。今治市東村南付近の県道(片側1車線の直線区間)で、車道に倒れている高齢男性と自転車を通行人が発見。警察に届け出た。

男性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打が原因でまもなく死亡。後の調べで同市内に在住する79歳の男性と判明した。

転倒していた自転車に損傷が無いことから、当初は単独転倒によるものと思われたが、死亡した男性は強い圧力が外部から掛からないと骨折することのない大腿骨を骨折していたことや、現場から大型トラックのものとみられる金属片を発見したことから、警察はひき逃げ事件と判断。周辺の防犯カメラ映像の分析を進めてきた。

この結果、香川県丸亀市内に在住する42歳のトラック運転手の男が容疑に関与したものと断定し、8月30日夜に自動車運転過失致死や道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

聴取に対して男は「何かにぶつかったような気はしたが、ぶつかったものが見当たらないのでそのまま目的地に向かった」などと供述。ひき逃げへの関与を否認している。

《石田真一》

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