経済産業省自動車課が主導する「バイク・ラブ・フォーラム in 鈴鹿」(BIKE LOVE FORUM in 鈴鹿/BLF)が9月1日、鈴鹿サーキットで行われる。
会場となったのは、メーンストレートを一望するホスピタリティラウンジ。バイク業界の会議とはいえ、経産省ほか三重県、熊本県、鈴鹿市、浜松市など自治体が主催者として名を連ねる会議が、こうした場所で開催されるのは異例だ。
鈴木英敬三重県知事が開会の挨拶を、日本自動車工業会二輪車特別委員会副委員長青山真二氏(ホンダ二輪事業本部長)が閉会の挨拶に立つ。
官民一体となって、オートバイの未来を考えようという賢人会議だが、その会議名が“ラブ!” 。オートバイに対する情熱を示しているというのだが、その名称は際だっている。
「和製英語が目立ってきた行政とはいえ、LOVE(愛)は、少子化対策をする厚労省の会議にもついてない」(同省関係者)
さらに、そこに集まるのは、国内4メーカーや販売会社、販売店など、いわゆる業界の主流だけでなく、用品販売メーカーや団体、中古車買取業者、オークション会社、バイクレンタル会社など、およそオートバイに関わるあらゆる業種が顔を見せる。これも今までにないことだ。
さらに、基調講演を元世界GPロードレースライダーの中野真也氏、宮城光氏、片山敬済氏がパネリストを務める。ユーザーの代表としての参加だ。
これには利害関係を持つ業界だけでなく、オートバイに関わるあらゆるジャンルの人々の知恵を結集しようという狙いがあるという。
何もかもが異例づくしの中で、会議は約6時間続けられる。