宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、8月30日に不要品を搭載した曝露パレットを宇宙ステーション補給機「こうのとり」の非与圧キャリアに戻し、9月4日に国際宇宙ステーション(ISS)から取り外し、9月7日に大気圏に突入させる。
8月4日午前4時48分に種子島宇宙センターから宇宙ステーション補給機「こうのとり」4号機を載せたH-IIBロケットが打上げられた。「こうのとり」4号機は、打上げから15分後にH-IIBから切り離され、地上との通信を開始した。
その後、予定通り複数回の高度調整を行い、8月9日午後8時22分、ISSのクルーが操作するロボットアームで把持された。
8月10日に「ハーモニー」(第2結合部)に物理的・電気的に結合され、午前3時38分、「こうのとり」の与圧部の起動が完了、ハッチを開けクルーが入室した。
その後、補給物資のISSへ移送し、8月29日には、曝露パレットに搭載されたISSのシステム機器がISSの船外の保管場所に移設されるなど、順調にミッションが進行している。