マレーシアに商業規模のバイオマス・エタノール製造プラントが建設される見通しだ。マレーシアは国家バイオマス戦略に基づき、高付加価値のバイオマス関連産業で地域を牽引する存在となることを目指している。フリー・マレーシア・トゥデーが報じた。
ホック・リー・グループはイタリアやデンマーク、米国企業によるコンソーシアム、ベータ・リニューアブルズとの間で、東南アジア諸国連合(ASEAN)初となる商業規模のバイオマス・エタノール製造プラントの建設に向けた実現可能性調査の実施に関する了解覚書(MOU)を交わした。
サラワク州ビントゥルでの建設が計画されており、バイオ燃料やバイオ・エネルギー、生化学など関連産業、地元産業への波及効果も期待されている。
技術革新の推進機関、エージェンシー・イノバシ・マレーシア(AIM)が国家バイオマス戦略に沿ってバイオマス産業の発展に関する調査を進めている。