下着ドロ、逃走阻止をしようした男性をクルマの屋根に乗せて走行

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千葉県警は18日、下着を盗んで逃走する際、これを阻止しようとした男性をクルマの屋根部に乗せたまま約2.5kmに渡って逃走したとして、千葉県君津市内に在住する53歳の男を事後強盗容疑で逮捕した。男は「捕まりたくなかった」などと供述しているようだ。

千葉県警・君津署によると、逮捕された男は17日午後10時30分ごろ、同市内にあるアパート敷地内に侵入。ベランダに干されていた女性用の下着を盗んだ疑いがもたれている。

このアパートでは今月に入ってから同様の被害が目立っていたため、干した下着を取ろうとする鈴が鳴る細工を施していた。男が盗んだことで鈴が鳴り、張り込んでいた32歳の男性が男の逃走を阻止しようとしたが、男は軽RVに乗り込んで急発進した。

男性は屋根部にしがみついたが、クルマは約2.5kmに渡って走行。男性は減速したところを見計らって飛び降り、この際に足を打撲する軽傷を負っている。

クルマはさらに逃走したが、通報を受けた同署員がアパートから約4km離れた同市内で特徴の似たクルマを発見。運転していた男に職務質問したところ、容疑を認めたことから18日未明に逮捕した。

聴取に対し男は「逮捕されたくなかった。しがみついてきたので怖くなった」などと供述しているようだ。移動距離からクルマは60km/h以上の速度で走行していた疑いがあり、警察では走行ルートを詳しく調べる方針だ。

《石田真一》

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