ボーイングは8月20日、2台のTDRS(トラッキング・アンド・データ・リレー・サテライト)がテストを完了したことを明らかにした。
周回軌道にあるTDRS-K衛星は1月の打ち上げから全てのテストを完了し、正式にNASAに引き渡されて、NASAの衛星コントロールセンターと低周回軌道宇宙船の間に重要な情報リンクを提供している。
プログラムの次の衛星であるTDRS-Lは、エル・セガンドにあるボーイングの人工衛星施設でのパフォーマンス・テストを完了し、2014年の打ち上げの為に、今年の終わりにフロリダ州のケネディ宇宙センターに配送される準備が整った。
TDRS-KとTDRS-Lは、最低のコストで改良された有効荷重範囲と、強化された通信帯域幅を特徴とする3台の次世代人工衛星の最初の2台である。
第3の衛星であるTDRS-MはNASAの重要なデザイン評価を完了し、現在製造段階に入り、2015年の打ち上げに利用可能である。ボーイングは前段階のセットである3台のTDRS衛星、HとI、Jを製造し、それらは2000年または2002年より使用されている。