【プロ・モトクロス選手権 第11戦】ユタ250クラスで粘り強さを見せつけたトマックがチャンピオンに

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イライ・トマック
  • イライ・トマック
  • イライ・トマック
  • チャンピオンとなったイライ・トマック
  • チャンピオンとなったイライ・トマック
  • 250クラスの表彰台(左からロクゼン、トマック、バゲット)
  • アダム・シアンシアルロ

ルーカス・オイル・プロ・モトクロス選手権のビルト・フォード・タフ・ユタ・ナショナルの250クラスでは、イライ・トマックが両方のモトで激しい追い上げを見せ、スィープをした結果、2013年度のチャンピオンを確定した。

250クラスの第1モトで飛び出したのはカワサキのマーティン・ダバロスで、そのままホールショットを奪ったが、ゲイコ・ホンダのザック・オズボーンに即座にリードを奪われてしまう。だがオズボーンのリードも長くは続かず、トマックに先行された後、さらにブレイク・バゲットとシアンシアルロにも抜かれてしまった。トマックがそのまま第1モトを制し、ライバルのケン・ロクゼンは4位に終わった。

第2モトではゲイコ・ホンダのジャスティン・ボーグルがホールショットを奪取したが、第7ラップでロクゼンがリードを奪う。トマックは後方から辛抱強い追い上げを見せて遂にはロクゼンを捕らえ、トップに踊りでたが、そのままの結果ではチャンプを決定することはできなかった。ところがレースの終盤でバゲットがロクゼンから2位の座を奪ったことで、結果的にトマックが今シーズンのチャンピオンを確定することとなった。

「正直、僕は今日チャンピオンになるとは思っていなかったので、驚いているところだ。きっと少し休んだ後に、実感が湧いてくるだろうね」とチャンピオンとなったトマックは語った。

尚、プロ・モトクロスの第12戦(ファイナル)は、8月24日にカリフォルニア州のレイク・エルシノアでレッドブル・レイク・エルシノア・ナショナルが行われる予定である。

ビルト・フォード・タフ・ユタ・ナショナル250クラスの結果

1. イライ・トマック(1-1)
2. ブレイク・バゲット(2-2)
3. ケン・ロクゼン(4-3)
4. アダム・シアンシアルロ(3-9)
5. ジャッスティン・ボーグル(9-4)
6. ダリン・ドゥアハム(8-5)
7. マーヴィン・ムスキン(5-8)
8. クーパー・ウェッブ(7-7)
9. ザック・オズボーン(6-10)
10. ジャスティン・ヒル(10-14)

()内は(第1モト順位‐第2モト順位)

250クラス・ポイント・スタンディング

1. イライ・トマック(505)
2. ケン・ロクゼン(454)
3. マーヴィン・ムスキン(388)
4. ブレイク・バゲット(373)
5. ザック・オズボーン(322)
6. ジャスティン・ボーグル(268)
7. ジェレミー・マーティン(264)
8. ジェイソン・アンダーソン(256)
9. クーパー・ウェッブ(217)
10. カイル・カニンガム(214)

《河村兵衛》

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