JR旅客6社はお盆期間(8月9~18日)の新幹線、特急、急行の輸送実績をまとめた。全体では約1256万人で、前年同時期に比べ3%増加した。
JR北海道では、主要4線の特急と急行の輸送人員が33万4200人だった。7月の出火事故による減便や、8月17日に発生した貨物列車脱線事故などの影響で大幅に減少し、前年の同時期に比べ11%減少した。
JR東日本は、3%多い469万1000人だった。新幹線は3%、在来線は2%増えた。8月9~11日に発生した秋田・岩手県の大雨の影響で運転を見合わせた秋田新幹線は27%減ったが、それ以外の路線では2~9%増加した。
JR東海は天候に恵まれ順調に推移し、前年同時期に比べ7%多い374万人が利用した。列車別では東海道新幹線の『のぞみ』『ひかり』が7%、『こだま』が5%、それぞれ増加。在来線特急も御殿場線の『あさぎり』が15%、飯田線の『伊那路』が11%、それぞれ増加した。
JR西日本は、新幹線が2%多い186万4000人、在来線で4%多い96万5000人の利用があり、全体では3%増の282万9000人となった。列車別では山陽新幹線『ひかり』の利用者数が6%減り、在来線特急の『はくたか』『北越』なども2%減少したが、それ以外は関西国際空港アクセス特急の『はるか』が22%増加するなど、おおむね好調だった。
JR四国は瀬戸大橋線が30万6900人で前年同時期に比べ2%増えたが、主要3線区では16万600人で1%の微減となった。