米オービタル・サイエンシズ社は8月8日、米航空宇宙局(NASA)のホステッド・ペイロード「Saffire」が、オービタル社の無人宇宙補給機「Cygnus(シグナス)」に搭載されると発表した。打ち上げは2015年中頃を予定。
シグナス補給機プログラムマネージャーのフランク・デマウロ氏によると、補給機は国際宇宙ステーション(ISS)への物資輸送を終えた後、数か月に渡って宇宙空間にとどまれるとのこと。ホステッド・ペイロードへの電力供給により、微小重力環境での実験が低コストで実施できる。
ホステッド・ペイロードでは、低重力中の大型サンプル可燃性試験の複数回実施を想定している。これまでほとんど行われなかった試験の結果を生かすことで、NASAが長期間使用を想定する新型宇宙船の安全性向上を図ることが可能になる。