トヨタ自動車は8月2日、ダイハツ工業、日野自動車を加えた2013年暦年のグループ世界生産計画台数を従来の994万台から1012万台に上方修正すると発表した。実現すれば世界の自動車メーカーの中で初めて年産が1000万台の大台を超えることになる。
トヨタの佐々木卓夫常務役員は同日都内で開いた決算会見後、一部報道陣に対し「1000万台を目指すとか、1000万台という台数の目標というのは基本的にはない」と強調。
その上で「結果的にいろんなところの活動をしっかりみながら合計したら、たまたまなる、ならないという世界であって、1000万台というのをひとつの目標において、どうのこうのという活動はしていない」と述べた。
生産計画の修正値の内訳はトヨタおよびダイハツの国内生産をそれぞれ25万台、2万台引き上げる一方で、トヨタ、ダイハツ、日野の海外生産を5万台、3万台、1万台引下げた。この結果、従来計画から18万台上乗せすることになった。